キャリアや行動を、ズームアウト・インを切り替えて整理する
自分を客観的に眺めるのは難しい。
まずは事実を書き題してみる。
組織上のポジション、年齢などの序列。
関連部署、上司・同僚・部下(後輩)、取引会社、顧客などとの関係と、課せられた役割などななど。
そのうえで、そのポジションにあって果たすべき理想的な役割と自分が果たしてきた実際の役割。やり残したこと。避けてきたこと。あるいは途中で終わってしまったこと。
理想的であることと、実際の自分のやってきたことをならべて、その原因と解決策を考える。
それだけでも、自分のことが見えてくる。
新しい職場で、文字通り、叱られ、あきられながらも、一生懸命に新しい職場や職務に取り組んでいる方から聞いたこと。
『新しい職場ではたらくと、いかに自分が前職の企業病・職業病にかかっているかが、わかりますよ。それを絶対的にみとめて、注意を払ったり、教えてもらうようにしないと、自分では気が付くことができない。時間がたつほど、聞きづらくなるので、最初が本当に肝心です』と言っていたのが、ヒリヒリと感じられた。
繰り返し、何度もそのことは伝えたはずだが、それでも足りないのだ。
本人の自信やプライドが、それを少し麻痺させているのかもしれないが、それが大失敗につながることは多い。くどくとも、言わざるを得ない事柄である。